朝食後にお腹が鳴る,お腹が張る,過敏性腸症候群ガス型が疑われる症状へのセルフケア方法
朝食後にお腹が鳴る,お腹が張る,過敏性腸症候群ガス型が疑われる症状へのセルフケア方法
1.Youtubeにこんな相談がありました。
午前中だけ、朝食後に起こるという時間が限られた症状であることや排便異常である下痢や便秘を伴わない空気だけの症状で困っておられるご相談でした。
過敏性腸症候群ガス型は他の下痢型や便秘型と同じように過敏性腸症候群に含まれるのかというのは実はけっこう議論されており、結論は出ていません。
今回の症状に関しては起床後に起こっているので過敏性腸症候群ガス型よりも呑気症に近いかなと感じました。
2.朝起きてからなぜ腹鳴や腹張感、おならに悩まされるのか?
起床後に原因を求めるのではなく、就寝から睡眠中に原因を求めるべきだと考えます。
よく寝違えを経験されるかたは少なくないと思いますが、睡眠時の胸鎖乳突筋の過緊張によって起こる症状が寝違えですが、今回のご相談である「お腹の鳴り」も胸鎖乳突筋の過緊張によって引き起こされています。
痛みや筋痙攣など引き起こされる寝違えと違い、午前中の「お腹の張り」は胸鎖乳突筋だけでなく首や胸周辺の複数の筋肉の過緊張によって引き起こされると考えるべきです。
結果として起床後に呼吸筋に影響を与えてしまいます。
3.朝起きてからの腹鳴や腹張感、おならを引き起こす原因の筋肉は?
a.舌の筋肉である【胸骨舌骨筋】
b.巻き肩を引き起こす【小胸筋】
これらの筋肉を夜寝る前にストレッチすることで朝起床時に【胸鎖乳突筋】の緊張が緩和されてお腹の張り、お腹の鳴り、おならなどの症状が出にくくなるでしょう。
4.もう一つのセルフケア
起床後に行うセルフケアもあります。
舌を上顎につける動作を意識することです。
過敏性腸症候群ガス型に悩む方の多くは無意識に空気を飲みこむ癖があります。
舌を上顎にくっつけておくだけで自然と空気が入らなくなります。
呼吸も楽になるのでぜひやっていただきたと思います。
5.まとめ
起床後のお腹の張り、お腹の鳴り、おならなどの症状は睡眠時の緊張状態が原因
夜寝る前に【小胸筋】と【胸骨舌骨筋】のストレッチを行う
午前中は舌を上顎にくっつけるように意識する
木もれび鍼灸院 弓削周平
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