セルフケア読本

現役鍼灸師があらゆる症状のセルフケアを紹介しています。

尿もれの治し方

尿漏れの治し方

尿漏れは主に女性に発生しますが幅広い年齢で困っている方がおられます。
例えば出産後に尿漏れに悩む方、また更年期を過ぎて年齢を経てから尿漏れに悩む方、他にも自律神経の乱れによる尿漏れに悩む方、尿漏れに悩む方は大部分が女性です。

尿漏れが発生する原因

女性と男性の性差があります。
女性は男性と違って尿道が体内にありまた膣子宮という構造が体内にあるために、膀胱子宮大腸を支える靭帯筋肉が男性よりも必要になります。
尿漏れの原因はこの膀胱子宮大腸支える靭帯筋肉の緩みが原因です。また尿を排泄するという行為はおしっこを止める、おしっこを出すこの二つの行為を同時に行わなければなりません。

 例えばしゃがみこんでお腹に力を入れて物を持とうとする時に、尿が出てしまってはいけません。しかし膀胱支える靭帯筋肉が硬すぎると尿が出にくくなる、一方で膀胱子宮を支える筋肉靭帯がゆるすぎると尿漏れを起こす。適度な緊張感を持った状態でないと日常生活において簡単に尿漏れが起こってしまいます。
男性に女性と比べて尿漏れが起こらないというのは膀胱を支える筋肉靭帯が男性は非常にしっかりしているからですが、男性の場合は高齢になるにしたがって前立腺肥大という問題が起こりますので前立腺肥大からくる尿漏れや閉尿などは女性とはまた違った悩みになります。

女性の尿もれ治し方

おしっこを出すおしっこを止める、二つの相反する行為を同時に行わなければなりません。しかもその尿の排泄止めるという行為を無意識に行なっています。
尿漏れの治し方は経産婦さんと高齢の方で直し方が若干違ってきます。
出産時に胎児が膣から出て行く時その時に尿と膣を支える筋肉が広がりすぎることによって尿漏れが起こる、また妊娠中に子宮を支える靭帯筋肉が緩んでしまったことによって出産後から尿漏れを悩む方もおられます。
高齢の場合は経産婦さんと違って腰お腹太もも固い全体の筋肉の低下によって尿漏れが起こると考えられます。
出産後の尿漏れは骨盤帯骨盤周りの筋肉を強化する、また自律神経を整えることによって改善することが可能になります。
一方で高齢の方の場合はお腹腰など 排尿に関わる筋肉だけではなく腰部の筋肉足の筋肉全体を強化していく必要があります。
尿漏れと言っても年齢によって治す期間が変わってきます。

経産婦の場合の尿漏れの治し方


産後の尿漏れは腰回りの筋肉が出産によって炒められた事によって起こりますからその腰回りの筋肉尿道や膣周りの筋肉のみを意識させることによって治すことが可能です。

8の字筋

特に重要なのは肛門挙筋肛門挙筋は膣や尿道周りの筋肉と8の字型につながる筋肉です。

尿漏れ運動のポイント
  1. 肛門を締める
  2. 足を45°開ける
  3. 腰を丸める
  4. 腹圧を高める

続く