セルフケア読本

現役鍼灸師があらゆる症状のセルフケアを紹介しています。

唾液過多症の唾液量を減らす方法について

唾液過多症の唾液量を減らす方法について

※このブログの最後に動画を添付しています。 

呑気症のyoutubeに唾液過多症で困っているとのコメントをいただきました。

唾液過多症YouTubeコメント

唾液過多症

呑気症で当院に通院される方でも唾液過多と呑気症を併発されるかたも少なからずおられます。

唾液はどこからでるのか?

唾液は3つの腺から排出されますが、それぞれことなる種類の唾液がでます。

  • 耳下腺(ジカセン)
  • 顎下腺(ガクカセン)
  • 舌下腺(ゼッカセン)

唾液過多症のセルフケア

唾液腺

唾液過多の場合は唾液が通常より大量に出てしまという状態です。

ドライマウスは唾液の分泌量が少ないという状態です。

 

なぜ唾液過多症やドライマウスの根本治療ができないのか?

投薬治療が中心になりますが、一過性の作用しかなく根本的な治療ができないレベルです。

根本的な解決ができない理由は唾液の分泌の過程が未だ解明されていないからです。

今現在のお薬というのは唾液が分泌させるために口の中の粘膜が反応する物質を利用して分泌させています。しかし唾液の分泌は交感神経と副交感神経の反応によってコントロールがされています。一過性の口腔粘膜に刺激を与えるような現在の投薬治療では根本的な解決にはなりません。

 

唾液過多症の治し方

唾液の分泌に関係しているのは副交感神経ですが、顔面の筋肉の中で副交感神経によって支配されているのは咬筋です。

ほとんどの筋肉は交感神経支配ですから、副交感神経支配の咬筋は特別な筋肉とみられています。

唾液の分泌とも深くかかわっているとみられていますが、まだすべてが解明されていません。

咬筋の緊張を緩める、もしくは左右の咬筋のバランスをとることによって唾液過多症の症状が軽減すると考えています。

 

このブログの先頭にマッサージ方法を掲載していますのでよかったらご覧ください。

 

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治らない【腰痛】で苦しむ 50代 の方へ伝えたいこと

治らない【腰痛】で苦しむ50代の方へ伝えたいこと

簡単にできる治らない腰痛に対するセルフケアの一例

 

医学がいくら進歩しても2人に1人が患っているという腰痛人口はいっこうに減る気配がありません。

  •  たいして重たくもない荷物を持ってからなぜか腰の違和感が消えなくなった
  • ゴルフの一日かけてワンラウンドしてから腰が痛くなってしまった
  • 仕事でデスクワーク中心なのか仕事中に腰がわれるように痛い
  • ある朝起きてからいつのまにか腰の痛みが出てきて、それから10年近く慢性化している

 上記のような腰痛になって、治してもらおうと整形外科に行くと、【腰だけ】レントゲンを撮影、場合によってはMRIなどを撮影します。
腰から足にかけての痛みがでるので、痛み止めやリハビリももちろん【腰だけ】となります。

 

腰痛に対する一般的な非常識が専門家には常識的な話ということ

実は多くの整形外科も知っている常識の話ですが、腰の痛みは首からも起こる可能性があるという事実です。


もちろん腰痛や足の痛みの原因が腰にあれば【腰だけ】への施術で治りますが、首に原因にある腰だけ施術しても治りません。痛み止めを中心とした薬事療法では無理に動かせてしまうことで、腰の骨である『腰椎』の負担が大きくなり変形が進行してしまう可能性もあります。

 

慢性腰痛に対する治療こそ、首の状態を再確認すべき

背骨は合計24個で構成されていますが、背骨の中で最も動く関節は首の骨です。
最も動くということはそれだけ負担が大きいということ。
当然年齢を重ねるにつれて関節が摩耗してゆき動きや血行は悪くなります。
特に首の一番上の骨である環椎と軸椎という首の骨の負担が大きいことが確認されています。

 

医学論文を調べると首の骨が原因による腰痛が発生したことが論文でもまとめられています。

頸椎椎弓形成術後に腰痛が改善されることがある

www.ncbi.nlm.nih.gov

頸部狭窄症が主に腰椎症状を呈する患者に寄与している可能性がある

www.ncbi.nlm.nih.gov

 

首から発生する腰痛はどのように治療するのか?

首の骨から腰痛が発生している場合は痛み止めが効きにくい傾向にあります。
また腰が原因による痛みではないので単純な腰痛とは違った特徴が出てきます。

  1. 痛みの範囲が広くなり
  2. 予期しない状況でも痛みが起こり
  3. 腰とは一見関係ないような場所に痛みが起こる

痛み止めもロキソニンなどが効かないためにリリカなど副作用の強いものを処方されやすくなります。

首から発生していますから、当然腰やおしりをマッサージやストレッチをしても変化しません。


首の筋肉群のバランスをとる必要があります。
ポイントは肩甲骨となります。
また睡眠時の枕を考える必要があります。
枕についての詳細は冒頭の動画をご覧ください。

続く

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膝の痛みの治し方

膝の痛みの治し方

 

現役鍼灸師が頑固な膝の痛みの対処法を伝授します。

 

膝の痛みは頑固ですよね。

一度痛みが出始めるとなかなかよくなりにくい。

膝に水が溜まって整形外科で水を抜くものの、半年たっても腫れが引かないといった話や膝の痛みだけでなく腫れが続いたあとに膝の変形が残ってしまったということも。

 

膝の痛みの本当の原因

膝の痛みで病院にかかると膝しかみませんね。

ほとんどの方は当然と思うでしょう。

膝の痛みの原因は本当に膝そのものにあるのでしょうか?

膝ばかり治療して半年たって、なぜ痛みがひかないのでしょうか?

 

膝の本当の痛みの原因は膝以外にあります。

脚の関節は足首と膝関節と股関節。

膝以外の関節である足首と股関節の動きを正常に戻す必要があります。

 

膝の痛みの治し方①足首から治す方法

 

足首の背屈をよくする必要があります。

歩くときに足を踏み切る必要がありますが、膝の痛みをかばうと足首の踏み切りができなくなり、時間とともに足首が固くなってしまいます。

・短趾伸筋をマッサージする

f:id:yugetti:20190329000243p:plain

・脛骨筋をマッサージする

f:id:yugetti:20190329000247p:plain

 

膝の痛みの治し方②股関節から治す方法

膝の痛みが起こると反対側の股関節に常に負担がかかります。

足首と同じく、長期間負担がかかればかかるほど関節や軟骨、じん帯に負担が大きくかかります。

股関節の状態が悪くなると

a.足を組んで座れない

b.あぐらをかけない

といったような状態になります。

股関節の動きをよくするためには腹筋の動きを改善しなければなりません。

f:id:yugetti:20190329001101p:plain

 ツボの位置は内腹斜筋と腹直筋の境目当たりです。

動画をご覧いただきマッサージしてみてください。

直後に股関節の動きの変化を実感できると思いますよ。

 

膝の痛みの治し方③首から治す

膝の痛みを足首から治す、股関節から治す上記の記事を読んでいただきありがとうございます。

最後は「首から治す」です。

 

膝の痛みと変形性膝関節症は切り離せない関係があります。

膝の痛みの行き着く先は変形性膝関節症、そして人口膝関節置換術になります。

 

ひざが痛い方に深く考えてほしいのは変形が手遅れになる前に変形を止めてほしいということ。

痛みをごまかさないでいただきたい。

 

膝関節を健康に保つには痛みを止めないことが大切です。

痛みには原因があります。

もっとも重要なのは身体すべての感覚を脳に運んでいる脊髄。

脊髄の状態がわるければ全体の動きがちぐはぐになり、膝だけでなく股関節や足首の関節や軟骨に負担がかかることになります。

 

しかし脊髄を守っている背骨は年齢とともにへたってしまい、50を越えるころには変形が確認できます。

特に頸椎という首に位置する背骨が負担が大きい分、変形しやすい箇所となります。

さらに人口膝関節置換術が行われる男女比は4:1で、女性のほうが男性の4倍近く施行されています。

これは更年期におこる閉経によりホルモンバランスが崩れることが第一頸椎と第二頸椎の変形を促進してしまうからです。

動画ではストレッチやマッサージを中心に配信していますが、ホルモンバランスを整えることが膝関節を悪化させない重要なポイントとなります。

 

 

 

 

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鼻づまりをツボ刺激で解消する方法

鼻づまりを簡単なツボ刺激で治す方法

 

現役鍼灸師が簡単に鼻づまりをツボ刺激で解消する方法を伝授します。

 

花粉症の時期になりました。
鼻水がとまらない、目がくしゃくしゃする、ノドと口のイガイガが止まらない。
特に鼻がつまってしまうと、呼吸がしにくいのはもちろんですが夜寝づらい、何度も起きて熟睡できなくなってしまいます。

 

鍼灸師の私も鼻がつまるのは本当に嫌いです。
鼻がつまって寝にくいのならば、いっそ一晩でも二晩でも起きてやろうと考えています。

 

しかし先日鼻がつまって寝られないという日がありました。
どうしても寝たいと考えた私は全身のツボと解剖学を横になりながら考え、結果3つのツボを順番に押さえることで鼻づまりを解消し、寝られることに気づきました。

 

鼻づまりの原因


風邪や花粉症など副鼻腔に炎症が起こると鼻水が多く出て鼻づまりが起こります。

鼻水がたまる副鼻腔は3つの領域に分かれています。

副鼻腔

副鼻腔

1.前頭洞―眉毛のあたり
2.篩骨洞―眉間のあたり
3.上顎洞―鼻の横あたり
鼻の粘膜が腫れると鼻づまりが長引くので早めに対策していくほうがよいでしょう。
副鼻腔にたまった鼻水を出すことができれば鼻づまりは一時的に通るようになります。

 

鼻づまりのツボ

この副鼻腔に関連するツボを刺激することで鼻が通るようになります。
1.後頭前頭筋→前頭洞―眉毛のあたり

後頭前頭筋

後頭前頭筋

2.側頭筋  →篩骨洞―眉間のあたり

側頭筋

側頭筋

3.鼻筋   →上顎洞―鼻の横あたり

鼻筋

鼻筋

ツボ刺激のやり方については動画にて解説しています。

 

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